グレン・パウエルが『ランニング・マン』（2026年1月30日日本公開）での役作りやトレーニングについて明かした。『トップガン マーヴェリック』（2022）でのブレイク以来、現在も快進撃を続けているという。

パウエルは本作で多くのスタントを自らこなしたと語り、「スティーヴン・キングの本に基づく物語で、ベン・リチャーズはタンク（戦車のような防御力を持ち、味方を守るために敵の攻撃を一身に受ける役割のキャラクターを指す）ということは知っていました。オーケー、武器のようにならなきゃいけないんだなという感じでしたね。だからこそ、僕はトレーニングをしたし、筋肉もたくさんつけました。その多くは機能的なものでした。打撃を吸収するためでもありました。でも、その多くは純粋に、観客のためのものでもあったんです。」

またパウエルはトム・クルーズからの影響を率直に語り、「“ああ、僕は映画の俳優なんだ”という考えから、“僕はハイ・パフォーマンス・アスリートなんだ“という考えに変わってきました」と述べた。さらに「“何かをやり抜くにはどうすればいいの？”って実際に訊ける、トムのような存在がいる僕はただただとても幸運ですよね」と感謝の言葉を添えている。

トレーニングを通じてアクションの演技を高め、観客の没入感を狙う姿勢は、クルーズのキャリアが体現してきた方針と重なると伝えられる。共演後もクルーズと交流を続け、影響を受けながら役作りを進めている状況である。