星野源が映画『平場の月』の主題歌として新曲「いきどまり」を書き下ろしたことが発表された。作品は11月14日公開で、主題歌を用いた最新予告映像も公開されている。

原作は朝倉かすみの同名小説で、2018年刊行以降の発行部数は20万部を突破し、第32回山本周五郎賞を受賞している。主人公・青砥健将を堺雅人、須藤葉子を井川遥が演じ、中学時代の二人は坂元愛登と一色香澄が担当する。

監督は土井裕泰、脚本は向井康介が務める。堺の映画主演は8年ぶりとなる起用で、土井監督とは初タッグとなる。最新予告では一色香澄がナレーションを担当し、「いきどまり」が登場人物たちの想いを浮かび上がらせる音楽として使われている。

星野源は、土井監督と那須田プロデューサーが作業場を訪れて主題歌制作のオファーがあったと明かし、脚本を読みながらピアノで作曲したと説明している。新曲は優しいピアノの旋律と歌声で物語を包み、映画の情感を支える要素となる見込みである。