TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズ初となるフィルムコンサート「SymphoNare（シンフォナーレ）」が9月6日、立川ステージガーデンで開催された。本公演はオーケストラによる生演奏で作品世界を音楽的に再解釈するシリーズとして実施された。

プログラムは怒涛の第一部、第二部にそれぞれ分かれる形で展開され、第1期・第2期の楽曲を中心に構成された。総勢75名の大編成オーケストラが全35曲を演奏し、アニメ映像と合わせた“追体感”の演出でシリーズ史上最大音圧の忘れられない一日となった。

公演では昼夜それぞれスペシャルゲストが参加し、雪音クリス役・高垣彩陽と風鳴翼役・水樹奈々が歌唱パートを担当した。両者はオーケストラと共に「Meteor Light」「Synchrogazer -Aufwachen Form-」を披露し、圧巻のパフォーマンスを届けた。

本シリーズは2012年1月より放送開始され、スマートフォンゲームやコミカライズなど多方面で展開してきた。2023年12月1日に始動した新プロジェクト「PROJECT SYMPHOGEAR next-」の発表と劇場化を経て、本公演はその音楽展開の一環として位置付けられる。

「SymphoNare」は“sonare”と“symphony”を融合した名称であり、オーケストラ演奏と映像による新たな音楽解釈でシリーズの世界観を提示した。今後の展開にも期待が高まる。