赤楚衛二と菅野美穂がダブル主演を務める映画『近畿地方のある場所について』が話題となっている。本作は背筋による同名小説を白石晃士監督が実写化した“場所ミステリー”で、連続する未解決事件や怪奇現象の謎に迫る内容だ。

赤楚衛二は初めてのホラー作品参加で、学生時代に好きだった白石監督作品に携わることができ感激したという。菅野はこれまで複数のホラー作品出演経験があり、今回の作品にも強い興味を示した。両者とも演技を通じてゾクゾクするようなホラーの世界観を作り上げ、それが観客を惹きつけている。

物語は、オカルト雑誌の編集者の突然の行方不明事件を起点にし、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー、都市伝説、心霊スポットの騒動など複数の怪奇事件が近畿地方のある場所で起きている事実を追跡する。赤楚演じる同僚の編集部員と菅野扮するオカルトライターの二人が真相に挑む姿が描かれている。

監督の独特な演出と俳優たちの真摯な取り組みが融合し、リアルな恐怖感を演出。赤楚は現場での“間”を作る演出に感銘を受け、自身の青春時代の思い出と重ねながら熱演している。

この映画は背筋原作の魅力を活かしつつ、観る者の想像力を刺激し、心に残る恐怖を届ける作品として注目されている。推し活ユーザーにとっても、作品の世界観に浸りながら赤楚衛二の新境地を楽しめる映画である。