プラダは2026年春夏メンズコレクションをイタリア・ミラノで発表し、俳優の坂口健太郎らがファッションショーに来場した。

坂口健太郎はブランドアンバサダーとしてフロントロウに登場し、TWICEのサナやEXOのカイ、俳優イ・ドヒョンらと共に注目を集めた。

コレクションは「A CHANGE OF TONE」と題され、意味や力の「解体」というコンセプトを軸に、自然の要素を組み合わせたシンプルながらも洗練されたデザインが特徴だ。

ミラノの広大な会場では、床に花型のラグが点在し、波音や小鳥の声が流れる穏やかな環境でショーが進行。

ファーストルックは、朝焼けのイラストが施された白いオープンカラーシャツにマイクロミニ丈ショートパンツを合わせ、インナーにはベイビーブルーのタートルを着用。

レザージャケットやテーラードジャケットを大胆に組み合わせ、ビーチサンダルを使用したり、ジャケットの袖を肘までたくし上げる遊び心も見られた。

プラダのミウッチャ・プラダは、複雑さを排除しながらも完璧なコットンパンツを作ることの難しさを強調し、今回のコレクションは本能的で衝動に突き動かされた純粋なアウトプットであると語った。

ショー終了後には「今までで一番楽だった」と語り、構築的ではなく人間的で軽快な仕上がりを目指したことを明かしている。

このコレクションは、慌ただしい現代に穏やかなトーンの変化を提案し、観る者に新たな発見や気づきを与える内容であった。

坂口健太郎が参加したことで、日本のファンからも関心が高まり、彼のスタイリッシュな存在感がプラダの世界観にさらなる魅力を添えている。

今後も俳優として、そしてブランドアンバサダーとしての活躍に注目が集まるだろう。