悪七兵衛景清 「大仏供養」「景清」

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「大仏供養」は平家の残党の悪七兵衛景清が東大寺大仏供養に来た頼朝を討とうとして失敗するも、誰も捕まえられず逃げてしまうという話です。
 屋島の合戦のときは、源氏方の三保谷四郎と平家方の悪七兵衛景清が対決し、「錣引き」と呼ばれる有名な力比べで引き分ける場面があり、能や歌舞伎でも登場します。
「景清」は、そんな凄い人物もその後、日の目を見ずに、老いて盲目となり乞食となってしまった姿を描いています。

https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/modules/kabuki_dic/entry.php?entryid=1060

歌舞伎では、源平合戦後牢屋に捕まっていた景清が大暴れして牢破りする「牢破りの景清」が十八番の一つです。

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/acts/【文楽-嬢景清八嶋日記】勇猛な武士の心を動かす/

文楽の景清は、源頼朝の暗殺を企て捕えられ、「源氏の世を目にしたくない」と、自ら両眼をえぐり取り、流された日向国で世捨て人として生活する。父を案じた娘の糸滝は、女郎屋に身を売り、その金を携えて日向国を訪れ、父との再会を果たす。能の「景清」と似た状況です

https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_066.html

https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_066.html

https://menokoto365.jp/3491/

景清廟に伝承が残っているようです。

波瀾万丈の景清ですが、能では「景清」と「大仏供養」があり、「景清」は老いた景清の悲哀とプライド故の苦しみが表現された、ある意味地味な演目です。一方「大仏供養」は母との別れあり、大立回りありの劇的な内容です。

https://japanese.hix05.com/Noh/4/yokyoku411.daibutukuyo.html

https://ameblo.jp/3tomato2222/entry-12634750224.html

まとめ記事があったので添付します。
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