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2023/12/17 荘園 その歴史

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今回のテーマは中世のキーワードの一つである「荘園」とその歴史です。
教科書ではあったけど、マニアックすぎたかと思うものの、好評で発表者を含めて、12名の参加でした。

⓪集合場所に集合し、近くのレンタル会議室に移動。

①自己紹介とテーマである荘園についての皆さんのイメージを聞きました。

②荘園の意味やなぜ、難しいかを説明(イメージはガンダムシリーズや中東情勢などを例に)

③飛鳥時代の律令制から始まり、戦国末期の太閤検地をゴールに、その中での荘園の変化を
政治背景、天候などの話をしながら、説明します。
荘園といっても、貨幣がない時代の財産や税制度の話、当時の時代背景が分からないとまったく分かりませんので、その説明がほとんどでした。

適時、質問を受けました。
回答としては不十分だったかもしれませんが、発表者も他参加者も質問と回答で「なるほど」という意見は多かったと思います。
これこそ、大人数での歴史勉強会の醍醐味ですね笑

終了後、以下感想を頂きました

【感想】
・荘園と中世の歴史が線で分かり面白かった。
・古代から江戸時代前まで線でなんとなくの理解ができた
・私有地=荘園だけでなく、税の仕組みの歴史的変化が少し理解できた
・公領制ということが分からなかったが、荘園と公領を合わせた制度であることが分かった
・荘園制度と実際の実体は全然違うことが分かった
・荘園制度はケースバイケースが多く、何がこれ、これがあれ、というような決まりはなく、
何でもありの時代だったことが分かった
・古代も中世も現代も人間考え方や行動は変わらないのだなあと思った
・分かりやすかった、結局 上に立つものがルールを作り、それに下のものが従うということは
変わらないのだなあと分かった。

【総論】
発表者として質問を受け、分かったのは「荘園制度は同じ時代でも、違う地方や土地ごとにバラバラであること」「教科書や参考書に記載していることは、それが全部というわけではないということ」が改めて理解しました。
そして、ルールを作る者も権力者でありますが、時代ごとに、地位を任命する人事権がある人が天皇も含めて力をもつんだなあと感じました。
そして、疫病や天災によって、大勢の人が昔から亡くなっているのだと改めて思いました。

今年はこれで勉強会は終わりだと思いますが、来年も不定期に発表をしたく思います。
次回は江戸時代とかを考えています。来年も宜しくお願いします。

                      (発表者 原)