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【福岡】悲しき思い違い【友達作り】
先日、会社の役員から内線があった
役員は静かに怒りを込めた口調で
『社の敷地内に、許可なくビラ配りか署名活動を行っている女性がいる。
ただちに止めさせたまえ』
とのことだ。
役員は言うだけだから気楽で良いよなと思いつつ、俺は先輩と現場に赴くことにした。
この後のことを想像するだけで、当然気は重い。
なにせ許可なくビラ配りだかの活動をする熱心な女性なわけだ。
それを止めようってんだから、どんな激論が飛び出すことやら。
宥めるのに苦労しそうっすね、なんて先輩と言葉を交わしながら現地へ向かう。
なるほど、帽子を被った女性が何かしらの用紙を配っているように見受けられる。
上下とも柄物で、割と田舎にある我が社ではなかなか人目を引く服装だ。
これは止めるには厄介そうだぞ……と多少緊張しながら声をかける。
『あのー……すみませーん……』
『え？ 私ですか？ 私は役員ですよ』
『はっ！？ ははーーーっ！ 失礼しました！』
『もしかして、私のこと不審人物かとお思いでした？』
『いえいえ！ 滅相もありません！ 勤務中に失礼いたしました！
それでは！』
ちゃんちゃん☆
バカヤロウと申し上げたい。
何ら不審人物でもなんでもねえじゃねえかよ！！
優しい方だったから良かったようなものの、一歩間違えば俺の方こそヤバかったぞ！
先輩と慌てて退散し、事の発端の役員にすぐさま報告。
『ああ、すまんすまん、見間違いだったかね！』
ホント役員てのは気楽でええのお！！！（涙目
皆さんの今日がより良い1日となりますように！！
それでは！
