【熊本】げっ、オートロック前に不審な営業マンが!

日中、仕事に出かけているとなかなか出会うことがない(?)訪問販売の営業マン。
彼らは突然自宅の呼び鈴を鳴らし、何とかして家主と話し、気に入られ、商品を買わせようとする恐ろしい連中である(誇張
そんな(?)営業マンが、我がマンションの前で各部屋の呼び鈴を鳴らしているではないか。
さてどうやって躱したものか……。
これは、そんな一部始終を記録した貴重(?)な記事である。

その日、仕事から解放された俺は一目散に自宅へ直行した。
片頭痛によって体調がよろしく無かったのである。
左耳の少し上、奥のあたりがずきん、ずきん、と拍動に響くような痛みを1日中覚えていた。
市販の頭痛薬を飲んだものの、効いた感じがせず、仕事にイマイチ集中できなくて大変にイライラしておった。
とにかく早く帰って、軽くでも食事をし薬を飲んで暗い部屋でじっとしていたい。
その思いだけで急ぎ市電に乗り込み、なんとか最寄り電停にたどり着いた。
ああ、やっと自宅だ。マンションの玄関が見えた辺りで人影が映る。
風貌からしてサラリーマンのようだ。半袖のワイシャツにグレーのスラックス、ビジネスバックを手に持って何やらボタンを押している。
頭痛に襲われながらも俺の頭は瞬時に彼を訪問販売員だと認識した。
このままオートロックに入れば確実に彼と会話をしなければならなくなるだろう。
また、オートロックからエレベーターホールはガラスのため、俺が何階の住人なのかも簡単にバレてしまう。
呼び鈴を鳴らされたところで無視するだけだが、ううむ面倒くさい。
少しとも接点を持ちたくなくて、俺はオートロックよりも手前にある、住人用階段を利用することとした。
鍵を開けて住人用階段で2階まで上がり、そこからエレベーターを呼び出して、自室の部屋に行けば良い、という寸法だ。
これなら訪問販売員を回避できるし、最低限の運動量で自室に戻ることができる。
部屋のフロアは分かってしまうが、この際どうでも良い。頭痛いし。

そこまでを3秒で判断し、俺はさも当然のように住人用階段を利用して2階へ上がった。
頭痛いのに、階段なんて振動のする移動させんでほしいわと心のなかで悪態をつくのも忘れなかったぞ☆(性格悪い
よし、2階だ。あとはエレベーターを呼び出して、自室の階を押せばオッケーである。
自分のスマートな計画と行動力に安心した俺は、エレベーターに乗り込んで、ボタンを押して扉を閉める。
あっという間にエレベーターは目的の階にたどり着いてくれた。

1階である。


ミスった。
無意識に1階を押してしまった。
回避するつもりだった訪問販売員とガッツリ目が合ってしまう。
しかし俺は外に出るつもりはない。
無言で閉じるボタンを押し、改めて自室の階に上がっていったとさ☆

途中まで良かったのになあ。
最後で気を抜いたのがイカンかった。
なかなか恥ずかしい思いをしてしまったものである(照
みなさんも気をつけていただければ幸いだ(当たり前か

それでは次回の記事をお楽しみに!!