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5月13日(土)、大人の遠足「浮世絵で描かれた場所を巡ろう!〜霞ヶ関編〜」を開催しました。
開催は「虎ノ門」。今では全くその痕跡はありませんが、かつてこの付近には江戸城外堀があり、虎ノ門は、その、外堀の門の一つでした。
天気はあいにくの雨。。
でも、ラッキーなことに、ツアーが始まると少し雨足が弱くなりました。これも、東照大権現(徳川家康)のおかげ❓
虎ノ門をスタートした一行が向かったのは、大都会のど真ん中にある、「金刀比羅宮」
かつて、讃岐の国(現在の香川県)のお殿様=京極家の屋敷があった場所に江戸時代から建っている由緒ある神社です。
近代的なビルの合間にある神社。
周囲の風景とミスマッチした荘厳な社殿が目を惹きます。
この金刀比羅宮は、江戸の庶民にもとても人気のあった神社で、広重も、この神社に関わる絵を残しています。
お参りをした後は、江戸城外堀の遺構へ。
この区間は、江戸城外堀の中でも、最も遺構が残っていない区間ですが、
それでも、丁寧に街を歩くとその痕跡を見つけることができます。
そして、今回のツアー集合写真は、この、外堀の遺構を堪能できるところから。
う〜ん。この、見事な「打込接(うちこみはぎ)」の石垣。たまりません❗️
江戸城外堀の遺構を堪能した後は、再び、広重の描いた浮世絵の地を訪れるため、霞ヶ関方面へ。
途中、外務省敷地内にある、陸奥宗光像に一礼。
霞ヶ関も、江戸時代から名所として人気で、広重も何枚も「霞ヶ関」を題材にした絵を残しています。
休日ですが、G7サミットで厳重警備の中、「広重が〜」と言いながら歩く大人たち。。
ガイドをしながら、いつ職務質問されるか、ドキドキでした。。
でも、広重の浮世絵を片手に彼が描いた場所を探す旅=まさにこれぞ「大人の遠足」です。
歌川広重の名画=「霞かせき」の場所を探し、江戸の風景と現代の風景を比較した後、日本の「基準」となる場所へ。
実はこの場所は、「日本水準原点」と言われている場所で、「日本の高さの基準地点」とされている場所です。
ただ、よくよくその測定方法を考えてみると、「本当にここが高さの基準なの?」との意見も出てきたりで、わいわいガヤガヤ。
これも、また、「大人の遠足」の魅力だな〜と個人的に思いました。
また、ここから、江戸城桜田門がよく見えます。
実は、この場所は、桜田門にも縁がある、あの有名な歴史上の人物のお屋敷でもありました。。。
そして、最後の浮世絵ポイントへ。
この場所は、今までの浮世絵で描かれてきた場所とは、また異なる印象でした。
今回、ご参加いただいた皆様、悪天候の中ご参加いただきありがとうございました❗️
こちらのツアーは、第二回開催希望の声も多くいただいていたので、また、近々、実施します❗️