スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち

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描かれた時代が古い順番に並んでいるようで、確かに初めは(この絵について後でお喋りするのか……喋れなかったらどうしよ)と心配になる程のシンとした落ち着いた絵が多い印象でした。

後に懇親会にて皆さん口を揃えて、「最初キツかったーでも段々知ってる画家がいたり絵のタッチが明るくなってきて楽しくなった」と。

※ここからは素人の考察です⤵︎
最初の頃は絵画といえば宗教画の時代。
文字の読めない庶民にもキリスト教を伝えるために絵画が活躍した時代です。私の大好きなエル・グレコのイエスの肖像画は、なんとも言えないおどろおどろしさで存在感を放っていました。このイエスの絵を見て、昔の人たちはお祈りを捧げたり懺悔したりしたのかな。

展示してある絵の雰囲気が全体的に明るくなる直前にベラスケスの「卵を料理する老婆と少年」という作品があります。宗教の為の絵画から「絵」本来の価値を追求する時代に差し掛かったということなのかな、と感じました。宗教とは関係なく絵本来の美しさを競ったり技術を磨いたりする…というような感じでしょうか。
この絵の金属の質感、老婆の白い頭巾や卵と水(?)の感じがとてもリアルで見入ってしまいました。こんなにリアルな絵を20歳前に描いてしまうとは、ベラスケスの技術の高さには目眩がする程です。

そして緩やかに確実に時代は移り変わり、絵画も優しいタッチや明るい色使いが増えてきて我らが印象派へと繋がってきます。今では日常を絵に描くことって普通のことなんだけど、宗教や国家にとらわれず画家達が思い思いに日常のありのままを描ける時代になったんだな、と感慨深いです。

※以上、素人のテキトーで何となくな考察でした。

今回、1番印象に残ったのは、3枚セットの大きな絵です。
やはり私は少女漫画好きなので(*´ω`*)
恋する若者が想い人との距離をだんだん縮めていく、可愛らしくて少女漫画の表紙かと思う程の絵でした。私が当時の貴族の娘だったら(妄想です)この絵を部屋の壁紙にしてもらっただろうな〜と思いました。

実際には私はしがない庶民(妄想です)。
お屋敷で下働きとして働きながら、廊下にあるこの絵をチラ見しつつ掃除をするのが楽しみで……みたいな状況でしょうかね。

何はともあれとても楽しい会となりました。話が尽きずいつまでも続けば良いのにと思いました。今回ご参加の皆さん本当にありがとうございます😊😊またお会い出来るのを楽しみにしています(*^^*)✨