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2024/12/15 軍事貴族が武士のトップになるまでの歴史

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大河ドラマ「光る君へ」がちょうど最終回となった日を記念して、大河ではわき役的な武者や軍事貴族と平安時代をテーマに勉強会を行いました。
武士の時代になる前の実情を、前半は源氏の基礎を作った5人の軍事貴族を中心に発表をし、後半は蝦夷と武士と東北とというテーマで武士の強さの一部を共有する勉強会でした。

参加者は6名、会場は喫茶店内で行いました。
喫茶店にてワンドリンクを頼み、着席頂き、下記のような配布資料を配布します。

①自己紹介+今回のテーマについて各自イメージをヒアリング

②本編スタート
【前半】
・軍事貴族とは
・平安時代の時代区分と実情
・多田神社の紹介
・源氏5大スターの紹介
・源頼光と頼信兄弟の違い
・源頼信の武名が分かる戦い、そして鎌倉は源氏のものとなった
・その後の源頼義、義家について
【後半】
・蝦夷とは
・蝦夷の強さは朝廷の兵隊の10倍強い?
・その強さだけの特徴とそれだけでない戦い
・坂上田村麻呂の登場
・蝦夷のその後と王臣子孫の出会いによる化学反応
・その後の東北と源氏
・八幡神社について

終了後、以下感想を頂きました。
・面白かった、あっというまの2時間だった
・歴史は人間の行動が分かるとおもうので、勉強になった
・源氏や蝦夷との関係がわかった
・教科書や家系図では分かりにくい、誰が何をしたのか?のイメージがわいてきた
・中性好きではあったが、源頼信、頼光のことが分かり、特にその母親の身分の話は知らなかった
・源氏の頼光の武勇のイメージは、賄賂や受領の史実はイメージが悪くなるため、武功を際立たせるのだと思った
・平安時代は荘園を理解することで、経済も理解できると感じた

総評
冒頭に書いたように、発表者としては大河ドラマの影響で分かりにくかった平安時代の興味と勉強ができたので、そのアウトプットとなりました。
こういった発表ができるのも、以前発表した荘園の歴史についての理解があったからだなあと思います。
実際、質問や軍事貴族の実情を勉強すると、必ずあたるのが荘園関係の事柄です。
中世を理解するには荘園が必要なのですが、荘園から理解すると、やる気がなくなるという歴史あるある があると思います。これは、学生や社会人も含め、日本史の本質だと思いました。
どなたかの感想で、そういったドロドロしたことを隠すために、源頼光の酒呑童子伝説があったのでは?という一言がありました。確かに、実像とイメージは違いますよね。まさしく、大河ドラマでも描かれる、源氏物語と貴族社会の違いとも感じます。面白いですね。

次回は思い付きですが、以前行った植物の歴史や日本仏教の歴史などを考えています。今回はけっこうディープなテーマだったので、万人受けするようなテーマにしようかな とは思っていますね。
(発表者 ハラ)