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今回のどうぞの椅子の会を漢字一文字で表すと『横』でした。
先日、渋谷のカフェで、人生相談を入り口に会話をする「どうぞの椅子」のイベントを開催しました。
人生相談を入り口に会話をするイベント「もし私だったら?」は、今回で2回目。
前回も、集まってくださった方ならではのお話を聞くことができて、とても楽しい時間でした。
ただ主催として、どこか「人生相談を進めること」にとらわれてしまい、
本当に私が聞きたかった、その人自身のお話を十分に聞くことができなかった気がして、少し残念にも感じていました。
今回はその反省を生かして、
話が人生相談から横道にそれても構わない。
そのとき自分のアンテナに引っかかった誰かの言葉を見逃さず、そこからまた話を広げていこう。
そんなことを意識してみました。
最初に参加者の皆さんにも、前回同じイベントを開催したときに感じた自分の反省をお伝えしました。
「今日は人生相談のお題を進めることを目的にせず、話が面白かったらそこに留まりたいと思っています」
そんなことを最初に言葉にしてしまったことで、私自身もとても気持ちが楽になりました。
人生相談のお題は2つありましたが、実際にはその問題に答えるというより、そこからそれぞれの日常の話へ。
ほとんど横道にそれていたように思います。
結局、『人は本当に面白い』
例えば、隣に住む人の騒音問題についての話。
同じような出来事でも、人によってその問題への対処法が全然違っていて、
「えっ、そんなこと考えるんだ(笑)」
と、その人らしさが垣間見える瞬間が、とても興味深く感じました。
ほかにも、
「人に好かれなくてもいいけど、嫌われたくないってありますよね」
という話や、
「自分って冷たい人間だな、と思う瞬間」
の話。
今振り返ると、最初の人生相談のお題からは、かなりかけ離れています。
でも、その一つ一つのエピソードが面白くて、
横道にそれた先に、その人自身がいたような気がしました。
そして、初めて会ってまだ数時間しか経っていない人同士でも、こんなふうに笑ったり、自分のことを話したり、誰かの話に耳を傾けたりできる。
改めて、言葉の力や人の温かさ、そして誰かと会話をすることの面白さを感じた時間でした。
人生相談は、会話を始めるための入り口。
そこからどんな横道にそれて、
その先で、その人のどんな一面に出会えるのか。
今回の「もし私だったら?」は、前回より少し、私がやりたかった会に近づけたような気がします。
今回もこの時間を一緒に過ごしてくださった4人の皆さんに沢山の感謝を込めて。
どうぞの椅子主催者
ゆかの覚書