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第2回目のどうぞの椅子の集まりを、
私なりに漢字ひとつで表すと『信』でした。
実はどうぞの椅子の会には、
人数が定員まで集まらず、
開催されることがなかった
まぼろしの『第2回目』がありました。
当然ですが、何の実績もないサークル、
会ったこともない主催者を信頼して
参加を決めてくれる人は多くはありません。
分かってはいるけれど、
目的もなく人と会うというこの会は、
自分以外の人には意味がないのではないか。
何を目指しているのかわかりにくく、
需要がないのではないか。
タイパやコスパが重視される現代において、
あえて目的を持たずに人と会うことに
意味を見出しているのは
自分だけなのかもしれないと、
弱気になった瞬間もありました。
そんな思いを経て、
なんとか開催できた
第二回目のどうぞの椅子を終えてみての感想は、
やっぱり人って温かいな。
信じるにあたいする素敵なものだな、
というものでした。
来てくださった方の温かい言葉に、
ふいにポロっと涙してしまうくらい、
自分が思っていた以上に
心が揺れていたことにも気づきました。
始まってみると、前回と同じように、
どんな話も受け止めてくださる
安心感のある空気を、
参加してくださった皆さんが
自然と作り出してくれていました。
ああ本当に、今日この『いま・ここ』で
皆さんに会えてよかったと感じました。
私は人を信じているつもりでした。
けれどそれは、頭で理解していた
言葉としての「信」から、
体験としての「信」へと
変わった瞬間でもあったと思います。
主催者である自分が、
一番多くのことを学ばせていただいた会でした。
一緒に時間を共有した皆さんの中に、
ひとかけらの何かが残っていたらいいな、
というのが主催者としての正直な願いです。
散歩の途中でいただいた
「久しぶりに笑った」という言葉は、
何よりもうれしい春のプレゼントでした。
偶然って、いつも必然ですね。
次に出会える方たちとのご縁を信じて、
どうぞの椅子の時間を、
自分なりのペースで重ねていけたらと思います。
どうぞの椅子主催者
ゆかの覚書