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今年、20年ぶりの新札切り替えに伴い、1万円札の肖像となった渋沢栄一、そしてその後継者「渋沢敬三」についての勉強会を実施しました。参加者は主催を含めて4名。少人数のため、喫茶店で行いました。
0️⃣自己紹介を各自していただいて、二人の渋沢についてイメージを聞きました
1️⃣プリントを配布して、前半は渋沢栄一(なぜ資本主義の父なのか?やその人生)、後半は渋沢敬三(祖父から孫に引き継がれたもの、その人生)の流れを説明
2️⃣本編を画像のようなスライドで説明し、途中質問があったら、解説して進めました。
【前編】
・渋沢栄一の概要を説明し、論語と算盤の中での論語や儒教を一部分説明
・江戸時代の平和は論語の発展系、儒教の精神で続いたことやその導入の経緯
・儒教の影響での問題点、渋沢栄一が伝えたかった士魂商才とは?
・栄一の人生を5つに分けて人生ダイジェスト
・福祉と学校などの栄一の貢献
・後編に続く、渋沢栄一の特徴など
【後編】
・渋沢敬三の概要、なぜ孫に相続されたのかを説明
・渋沢敬三の目指したかった職業、しかし実際は?
・敬三なりの銀行改革とは?
・太平洋戦争中の日本銀行、副総裁・総裁での苦悩
・戦後の大蔵大臣就任、財産税、財閥解体
・公職追放解除後の敬三について
・日銀の歴代総裁肖像画について
終了後、参加者の皆様から以下感想をいただきました。
・渋沢栄一に隠れていた敬三というかっこいいおじさんがいたと思いました
・敬三は栄一よりある意味かっこいい、いさぎよい人物であると感銘を受けた
・栄一の人生は大河ドラマなどでもある程度知っていましたが、士魂商才の考えがわかった
・敬三の人生はある意味、まきこまれたような気の毒さもあったものの、才能を活かして彼なりの思い、人生観に惹かれた
彼のいさぎよさ、真面目さに感情移入をしました
・後半の敬三に感情移入した、彼の決断は財産をなくしてもいい、自分は前の自分に戻れないのでは?と自分では思ってしまうので
自分でやれといわれても無理。その決断はすごい。
・大河ドラマでの敬三は主役でないため、あまり知らなかったが、企業に対する敬三ならではの考えを持っていて、イメージが変わった。
【総評】
発表者であるぼくも渋沢敬三の人物像はあまりなく、参考動画を見て、感情移入しましたので、自分の感想が参加者の皆様にも通じて嬉しかったです。英雄というと、真面目というよりちょっと豪傑で不真面目、だけど結果を出すという人物が多い中、真面目だけど穏やかでそれでいて、いさぎよい。やはり、「本物の人物」は違うなあー。とぼくは思いました。真面目で穏やかな人間だって、こんなにかっこいい人がいるという励みになったと思います。まあ、自分がそうなれるかというと大いに疑問ではありますが笑
かつて孔子が論語で伝えた「かっこいい人としてどうあるべきか?」そんなことを思い、人生の参考にしたいですね。
次回は今年は日本に百貨店ができた年から120年なので、「日本の百貨店の始まりと三越の歴史」を予定しています。
時代は近代ではありますが、百貨店とはなにか?ブランドとはなにか?がわかる内容になれば、いいなあと思います。
次回も百貨店を支えたサムライたちに感情移入してもらえる内容となれば、嬉しいです。