2
10
今回の東京駅の小さな旅を、
私なりに漢字一文字で表すと『楽』でした。
これは本当に、漢字そのままの意味で、ただただ楽しかったのです。
今回は、いつものカフェでのお話の時間だけではなく、同じものを見て、同じものを食べて、同じ場所を移動するというイベント。
私がプライベートで友達と過ごすような時間を、つなげーと内でやったらどうなるんだろう?という、純粋な好奇心から企画したイベントでした。
イメージは、小学生の『放課後』。
子どもの頃って、何を見ても新鮮で、興味を持つと時間を忘れて夢中になっていました。
新しいことを知ると、誰かに少しでも早く伝えたくて、目を輝かせながら「ねえ見てみて!」と走っていたような、そんな感覚。
今回は東京駅にみなさんと集合した段階で、
「今日はわたし、普通に友達といるみたいに過ごしてもいいですか?」
と最初に許可をいただきました。
完全に主催者という立場から降りて、みなさんと一緒にワクワクしながら過ごす時間にしたいと思っていたからです。
わたしは、みんなで笑いあえる時間はもちろん大好きなのですが、ひとりの時間も同じくらい大切にしています。
その「みんなで過ごす時間」と、「ひとりで過ごす時間」を、自然に行き来できるようなイベントをしてみたかったのです。
誰かを知るということは、また自分を知るということでもあると思います。
他者との違いを感じるのは、自分という人間と比較するからで、ある意味では他者がものさしになってくれている。
人と違うことを、「わたしとは合わない」と否定するのではなく、取り込んで、自分の世界を広げていく。
そんなサークルであったらいいなと思っています。
回転寿司で誰かが注文したものを見て、自分も食べたくなって注文したり。
本屋さんで、それぞれが今の自分のアンテナに引っかかった言葉に反応したり。
炎天下で汗だくになりながら、自販機の前でみんなで水分補給をしたり、アイスクリームを分け合いながら笑ったり。
夏の絵日記の一枚を、みんなでそれぞれの視点から描いていたような。
子どもに帰ったみたいに、ただただ「楽しい」に集中できた、満足感のある一日となりました。
参加してくださった方から、
「(主催者のわたしが)楽しそうにしていたから、こっちまで楽しかった」
という言葉をいただいたのですが、やっぱり私、他の人から見ても楽しんでいたんだなあと、少しおかしくなりました。
わたしが童心に帰ってワクワクした一日を過ごせたのは、何よりも、私がやりたかったことを、その言葉の温度のまま受け取ってくださり、純粋に一緒に楽しんでくださった参加者のみなさんのおかげだと思っています。
今回のどうぞの椅子は、わたしにとって、どこを切り取っても大切な思い出の一ページ。
温かく、優しく、そしてどこか懐かしい気持ちにさせてくれる、そんな一日となりました。
本当に本当に、この時間をご一緒してくださった3人に、たくさんの感謝を込めて。
どうぞの椅子主催者
ゆかの覚書