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今回のどうぞの椅子の時間を、
私なりに漢字ひとつで表すと『芽』でした。
朝起きてカーテンを開けた瞬間、春らしい爽やかな晴天。
「お休みだ!」という喜びと、この気持ちの良い休日に、
渋谷のカフェで誰かと待ち合わせをするわくわくした気持ちで、
まず幸せになりました。
自分のイベントのために、わざわざ渋谷まで来てくださる方がいる。
それだけで本当に感謝しかありません。
もちろん、その場でどんな会話をするかは大切ですが、
わたしの場合、始まる前からもうイベントは『開始』しています。
待ち合わせの場所に皆さんが少しずつ集まって来てくださり、
椅子が満席になった瞬間には、
もうそれだけで嬉しくなってしまうほどです。
わたしは来てくださる方には、すべてご縁があると思っているところがあり、
出会う前から信頼に近い気持ちを抱いています。
どんな方であろうと、きっと一緒に意味のある時間を過ごせる。
そんなふうに思っています。
たとえるなら、それぞれがオンリーワンの楽器を毎回持ってきてくださって、
わたしはたまたまそこに居合わせた観客のように、
皆さんの演奏をニコニコと聞かせていただく感覚に近いのかもしれません。
今回の会も、本当に彩り豊かな音楽会のようで、
皆さんが持っている個性的な楽器の音色が、
絶妙なバランスで演奏されていた時間でした。
わたしにとって、本当に素敵な2時間で、
集まってくださった皆さんには感謝しかありません。
人間にとって春の優しい光は、
無条件にいそいそと外に出かけたくなるような、
そんなソワソワした気持ちを抱かせる季節です。
そんな春の一日を、
カフェで一緒に過ごしてくださった皆さんに、たくさんの感謝を。
春の新芽が出るように、
どうぞの椅子も、つなげーとの中で
太陽に向かってゆっくりと芽を出していけたらと思います。
どうぞの椅子主催者
ゆかの覚書