1923年(大正12年)に発生した関東大震災。その被害は東京や神奈川を中心に茨城や静岡にまで及び、東京における被害は国家機能を麻痺させるほどのものでした。
その東京を復興させるため立ち上がったのが当時の内務大臣だった後藤新平です。彼は帝都復興院総裁を兼務し、台湾総督府や南満州鉄道時代の経験を活かして東京に新たな都市を構想。構造家・佐野利器など優秀な建築家や技術官僚を集めて実現を目指して邁進します。しかし審議会での反対などにより縮小を余儀なくされ…。彼のプランがすべて実現していれば、東京は今とは違った姿になっていたかも知れません。
この企画では、後藤新平と都市計画を中心とした勉強会の後、帝都復興計画の実現例である隅田公園や復興橋梁(吾妻橋、駒形橋など)を訪ね、最後に東京都復興記念館を見学します。
●備考
・小雨決行です。
・隅田公園から東京都復興記念館まで若干長い距離を歩きます。天候に合わせて飲料水など各自準備してください。