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深大寺だるま市 2026/03/04(水)

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『願』

今回のどうぞの椅子の時間を、
私なりに漢字ひとつで表すと『願』でした。

今回のイベントは、どうぞの椅子としては少し番外編で、
深大寺のだるま市へ出かけ、ランチをご一緒する会でした。

境内には色とりどりの可愛いだるまが沢山並び、
屋台や人の賑わいの中で、
心が自然とワクワクするような空気がありました。

実は私は、だるま市に行くのは二度目。
おととし友人と訪れたときは、
たくさん並ぶだるまをただ眺めて、
「かわいいな」と思いながら通り過ぎるだけで満足していました。

けれど今回は、
イベントに参加してくださった方の潔い決断力に触発され、
(たくさんあるだるまの中から「これだ」とスパッと決める潔さは、私にはなかなかありません)
不思議と「自分も一つ買ってみたい」という気持ちになり、
結果として、だるまを購入することになりました。

本来は色にもそれぞれ意味があるそうですが、
最後は理屈よりも直感で、
やさしいパステルカラーのイエローのだるまを選びました。

この一年、
一緒に時間を過ごす存在。
自分の感覚にしっくりくるものがいいなと思ったからです。

だるまには、
お坊様が「阿」という字を入れてくださいました。

阿吽の「阿」、
すべてのはじまりの音。

その瞬間、
賑やかなだるま市の中にいながら、
どこか神聖な時間の中にいるような気持ちになりました。

今回の一日は、
だるま市のあとに植物園を歩き、
桜の下でお茶をし、
美味しいイタリアンを食べながら少し哲学のような話をする、
思っていた以上に内容の濃い一日となりました。

そんな一日になったのは、
参加してくださった皆さんの人柄のおかげだなと、
しみじみ感じています。

それでも不思議と、
その日はイベントのあいだ、
ずっとどこか静かな時間が流れていたように感じていました。

人と話していたはずなのに、
その人のレンズを借りて、
自分自身の心の中を覗き込んでいるような時間でした。

だるまは今、
家の食卓の上に置いてあります。

朝起きても、
帰ってきても、
ふと目に入る場所に。

願いを叶えてくれる存在というより、
この一年を一緒に過ごす相棒のようなものです。

「よろしくね」

そんなふうに、
今朝もそっと心の中で声をかけました。

だるま市をご一緒してくださった方への感謝と、
サークルメンバーになってくださった皆さんの、
この一年の幸せを願って。

どうぞの椅子主催者
ゆかの覚書