ニフティが運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」の調査で、小中学生の85.6％が文房具にこだわりを持っていることが明らかになった。小学生は購入時にデザインを重視し、中学生は使いやすさを重視する傾向が示された。調査結果は12月25日に公表された。

好きな文房具を“推し”として楽しむと、単なる買い物が日常のワクワクに変わる。調査で示された「デザイン重視」「使いやすさ重視」という分かれ方は、そのまま楽しみ方のヒントになる。たとえばデザイン派は季節限定やコラボ商品を追いかけて集めるのが楽しいし、機能派は試し書きや筆圧に合う芯探しを深めることで愛着が増す。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。雑貨店めぐりや文具カフェで試し書きをシェアしたり、小さな交換会やデコレーション会を今週末の予定に入れてみるだけで、推し活は現実に根づく。初心者歓迎の集まりや一人参加歓迎の場があると、好きなものを外に出す一歩が踏みやすくなるし、参加後に次の企画が生まれることで同じ熱量の仲間が増えていく。自分で「文房具交換会」や「手帳カスタム会」を企画してみるのもおすすめだ。好きなものを語り合い、会って確かめて、また次の一品を見つける――そんな循環があると、文房具趣味はもっと長く、もっと豊かになるだろう。