東京・お台場の屋内型テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」は、2024年3月にヴィーナスフォート跡地で開業した没入型施設である。運営会社の刀は、少人数向け体験への需要が強く施設規模が過大と判断し、2026年2月末で営業を終了すると発表した。森岡毅CEOは当初計画との乖離を理由に苦渋の決断をしたとコメントしている。

期間限定の大型イマーシブがラストランを迎えると聞くと、単なるニュース以上に推し活・趣味活の現場で「今やるべきこと」が見えてくる。閉館までの時間を逆算して、行く回数や見る順番をスケジュール化すると記憶が立体的になる。少人数制の濃密体験は、同じ熱量の仲間と行くことで細かな発見や感想の共有が増える。こういう熱量って、結局語れる相手がいると一気に加速する。コスプレやテーマを決めた撮影会、限定メニューやグッズの交換会、場内を巡るラストツアーなど「会う体験」を中心にしてみると、画面の中だけで完結しない思い出になるだろう。一人参加歓迎の集まりで気軽に顔合わせをしてから小グループで回ると心理的ハードルも下がるはずだ。閉幕後も続く仲間づくりこそ、こうしたプロジェクトの本当の収穫だと受け止め、最後の時間を工夫して楽しんでほしい。