12月21日、渋谷区本町コミュニティセンターで開催された「ボッチャ・マンスリートーナメント in SHIBUYA」で、親子チームのユメッチャが優勝した。予選を3勝1敗で勝ち上がり、決勝で同じ親子チームのぼっちゃっちゃを3対2の接戦で下した。ユメッチャは父と兄と弟の3人で1年前に結成され、弟は4年前からボッチャを続けている。

家族でチームを組んで勝つ姿って、本当に心に残る瞬間だ。競技としての駆け引きやショットの正確さももちろんだけれど、誰かと息を合わせる楽しさが伝わってくる。ボッチャはルールが比較的シンプルで、年齢や運動経験に差があっても役割分担で強みを出せる競技だから、家族や友達と「チームを作る」こと自体が推し活・趣味活の面白さにつながる。例えば初心者がジャックに集中して、経験者が正確なショットを担う――そういう役割分担を試すだけで、練習も大会も盛り上がるはずだ。

こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。地元のコミュニティセンターや月例大会なら、今週末に気軽に参加できるイベントが見つかることも多いし、「一人参加歓迎」「初心者歓迎」の場があると初めての一歩が踏みやすい。大会観戦だけでなく、自分で小さな練習会やミニ大会を企画してみるのも楽しい。参加者同士で作戦を語り合ったり、勝敗の振り返りをすることで仲間が増え、次の予定が自然と生まれていく。推し活と同じで、ボッチャの魅力は画面の中だけで完結しない。会って一緒にボールを投げる体験が、好きという気持ちを現実に根づかせてくれる。