USJ隣接地に大型ホテル複合施設「Osaka Sakurajima Resort」が着工した。2029年に開業予定で、IHGのインターコンチネンタル、キンプトン、ホリデイ・インリゾートという3ブランドが同一施設に入り、合計817室を備える計画である。レストランやプールなどの付帯設備が設けられ、IHG Japan Managementが運営を担う。施設は地下1階・地上14階建てで、異なるインテリアデザインを導入する予定である。

推し活・遠征目線で言えば、タイプの異なるホテルが一か所に集まること自体が大きな追い風になる。贅沢に推しの記念日を祝いたいならインターコンチネンタル、友だちと夜まで語り合いたいときはキンプトン、家族やグループでワイワイ泊まりたいならホリデイ・インと、用途で使い分けられるのはうれしいポイントだ。宿泊が単なる寝場所で終わらず、ホテルのラウンジやレストランで二次会を開いたり、部屋でグッズ交換会や上映会をすると遠征全体の思い出が濃くなる。こういう熱量は結局“語れる相手”がいると一気に加速する。オフ会や小さなファン企画を企てて「会う体験」を中心に予定化すれば、画面の中だけで完結しない推し活が生まれるはずだ。複数ブランドの存在は参加ハードルを下げ、初めての一泊遠征や一人参加の一歩を後押しする効果も期待できる。開業は先の話だが、どのブランドでどんな推し会をするかを今から考えておくと、現地での時間が何倍も楽しくなるだろう。