熊本・菊陽町が整備を進めている「くまモンアーバンスポーツパーク」が来年4月11日にオープンする。スケートボードや3人制バスケットボールなどに対応した施設で、面積は約1万5000平方メートル。オープン翌週の4月18日には日本スケートボード協会のプロツアーが〈こけら落とし〉大会として開催される予定で、推進アドバイザーにはプロスケートボーダーの清水潤氏が就任している。国際大会開催も視野に入れて整備が進められている。

楽しみ方と向き合い方（推し活・趣味活目線）

新しいパークが地域にできるというニュースは、単なる設備増設以上の意味を持つ。プロ選手の試合を近くで見られる機会は、技を「観る」楽しさを越えて、自分の目標や練習プランを作るきっかけになる。オープニングウィークに足を運んでその空気を味わうと、「あの技を生で見たから練習しよう」と自然に気持ちが動くはずだ。

初心者でも観戦や軽いトライがしやすい環境づくりが期待できる点も重要だ。新しい場所は一人で行きづらいという人も多いが、こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。開業日やプロツアーの日程を予定化して、同じテンションの人と会える場として活用してみてほしい。初回は見学メインで、次回に仲間を誘って軽く滑る、という段取りでも十分楽しい。

また、地域発の場ならではの“自分で企画する楽しさ”もある。小さなクリニックやビギナー会、観戦＋交流のピクニックなどを個人で立てれば、推し活が仲間づくりに直結する。会って楽しむ体験があると好きは長続きするし、技術も人間関係も育っていく。ルールやマナーを守りつつ、新しいパークでの最初の一歩を楽しんでほしい。