12月18日、西宮市在住の小原諒亮さんが市役所を訪れ、パルクール ネクストジェン選考会の優勝を石井市長に報告した。ネクストジェン選考会は2028年ロサンゼルス五輪・2032年ブリスベン五輪を見据えた次世代選手の発掘・育成を目的とし、選出者は年間を通じて強化合宿などに参加する。小原さんは将来の夢を「パルクールで世界一になること」と語り、競技の自由さやトレーサー同士のリスペクト文化に魅力を感じていると述べた。市長は応援の言葉を送った。

スポーツとしての盛り上がりが地元から生まれているのが何より嬉しい。ジュニアで日本一になった若手が、市役所で表敬されるという事実は、推して応援したくなる最高の材料だ。ここからは「見る」「追う」だけでなく、実際に練習会や観戦の場を作っていく楽しみがある。大会や強化合宿のスケジュールをチェックして、仲間と一緒に観に行く予定を入れれば、推し活がぐっと現実に根づく。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。

初心者歓迎の練習会や週末の公園セッションに顔を出してみるのも手だ。一人参加歓迎の場があると、“好き”を外に出す一歩が踏みやすいし、同じ温度感の人と会えば技の見せ合いや動画撮影でさらに盛り上がる。競技としてのオリンピック化は追いかけがいのある物語を作るし、地元発のヒーローを友達と語り合う時間こそ推し活の醍醐味だ。次の大会をカレンダーに入れて、観戦会や自主トレ企画を立ててみてほしい。