コミック『着ぐるみ家族』1〜2巻の紹介記事で、道に点々と落ちている謎の折り紙を辿るエピソードが取り上げられている。記事は作品の一部を抜粋・編集しており、着ぐるみを楽しむ家族の日常を中心に紹介している。

この「道で見つける折り紙」という小さな仕掛けは、推しや趣味を外に持ち出すヒントの宝庫である。作品の世界観を模して、街中を舞台にしたささやかな遊びを企画してみると面白い。例えば、簡単な折り紙を大量に折って「落としもの」として置き、見つけた人に小さなメッセージカードを添える――これだけで路上が小さな物語になる。折り紙は材料も軽く参加障壁が低いので、初心者歓迎のイベントやカフェでのワークショップにぴったりだ。着ぐるみやコスプレと組み合わせれば、写真映えする小道具になり、集まった人同士の会話のきっかけにもなる。こういう熱量って、結局「語れる相手」がいると一気に加速する。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づく。ひとり参加歓迎の小さな集まりを開いて、折り方を教え合ったり、見つけた折り紙の写真を並べて物語をつなげたりするだけで、好きが企画になる実感が得られるだろう。手の届く材料で始められて、会って楽しむ体験にすぐつながる――折り紙はそんな「うつる」趣味の入り口として最高だ。