第102回東京箱根間往復大学駅伝のPRとして、山手線などで出場21チームのタスキをデザインした広告電車「ADトレイン」が運行されている。車内にはチーム紹介の中吊り広告や映像が掲出されており、品川駅には特大サイズのタスキが設置され、多くの来訪者が写真を撮るなど注目を集めている。

広告電車や駅の展示は単なる宣伝にとどまらず、現地で「見る・撮る・共有する」ことで初めて楽しみが広がるミニイベントだ。特大タスキは定番の写真スポットとして使えるし、色とデザインを活かして推しチームのカラーでコーデを考えるだけでワクワクが増す。友達を誘って駅を回るフォトウォークにすれば、その日の予定が一気に特別な思い出になるだろう。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。SNSで写真を貼って共感を得るのも楽しいが、同じテンションの人と現地で会って話すと記憶に残る体験になる。時間が合えば今週末に駅で集合して小さな観戦前夜会を開くのもおすすめだし、一人参加歓迎の撮影会や交流イベントに顔を出すと新しい仲間が見つかりやすい。自分で企画して、推しの話題を軸にした集合写真や映える小物交換をするだけで、「箱根駅伝を見る」以上の趣味体験が生まれるはずである。