ジェームズ・キャメロン監督の最新作『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』が12月19日に日米同時公開され、公開週末に全世界、全米、日本の洋画実写で週末ランキング首位を記録した。日本の初週末成績は動員25万3520人、興収4億8093万9500円、全世界興収は543億円超、IMAXでの全世界オープニング成績は67.8億円であった。新たな特別映像も公開されている。

好きなものを全力で楽しむ人の視点で言うと、こんな大作は「見る場所」と「語る相手」を少し工夫するだけで体験が何倍にもなる。まずスクリーンの迫力を味わうならIMAXや音響の良い回を選ぶのが正解で、視覚・聴覚が満たされると細部への愛着が生まれる。観た直後に感想を交換できる場を用意しておくと、印象的なシーンやテーマ（家族、自然、対立と和解）について深掘りでき、好きの解像度が上がる。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活は現実に根づく。

一人で行く場合は、鑑賞後にカフェでメモをまとめる、小さなテーマ別トークイベントを企画するなど次に繋がる設計をすると続けやすい。コスプレや小物をテーマにした写真交換会、好きなシーンを切り取って語るミニ朗読会など、自分で企画して仲間を募ると“推し”が自分ごとになる。映画は画面の中で完結しない。仲間と会って、声を出して笑い、感動を反芻することで、ただの鑑賞がコミュニティの核になるはずだ。