2025年12月9日から14日にかけて、インドで「SDAT WSF Squash World Cup 2025」が開催された。男女混合の団体戦（男女各2名の4対4）形式で、従来の11点制ではなく7点制の5ゲームマッチが採用された大会である。日本代表は机龍之介、遠藤共峻、渡邉聡美、緑川あかりの4選手で構成され、準決勝で香港に敗れて3位（銅メダル）を獲得した。優勝はインド、準優勝は香港、3位は日本とエジプトであった。

スカッシュの魅力は、短いラリーに全力を注げるスピード感と、ゲームごとの集中力の差がそのまま勝負を左右するところにある。今回の7点制はまさに“その瞬発力”を楽しめる仕様で、観戦していても一瞬のミスや光るショットに心がわくわくする。推し選手のプレーを語り合うなら、単に結果を追うだけでなく「どの場面で集中が切れたか」「どのドロップが効いたか」を細かく話すと熱が深まる。観戦後に仲間とコートに立って実際に同じショットを試すのも最高の楽しみ方だ。

こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。初心者歓迎の体験会や週末の観戦イベントを見つけて、一人参加から仲間を作るのもおすすめだ。短いルールの試合を取り入れたミニ大会を自分で企画してみれば、「推しの戦い方を真似する」楽しさが生まれるし、次の試合の観戦がもっと意味ある時間になる。会って楽しむ体験を重ねることで、画面の中だけで終わらない推し活や趣味活が自然と続いていくはずだ。