静岡県伊東市で開催された「2025年児童養護施設クリスマスチャリティープロレス」に、大仁田厚がサプライズゲストとして登場した。歌や子どもプロレス体操、プロレス3試合が行われ、真琴やZONESらが参戦。イベントは有志の寄付で11年続いており、主催者や支援者は継続の意義を語っている。大仁田は子どもたちとともに「ファイヤー！」で締め、いじめ防止のメッセージとクリアファイルを手渡した。

プロレスを“観る”以上に楽しむには、こうした現場に足を運ぶことの価値を改めて感じる。リングの熱量は画面越しでも伝わるが、子どもたちの笑顔やサプライズの瞬間、選手と直接交わす言葉はそこでしか味わえない。推しが地域のチャリティーや小規模イベントに出る機会は、応援の仕方を広げるチャンスでもある。会場では同じ思いの人と自然に会話が生まれ、次の観戦予定が決まることも多い。そんな“会って楽しむ体験”があると、推し活は画面の外へと根づいていく。

一人で行くのはハードルが高く感じるかもしれないが、「一人参加歓迎」の小さな場や、イベントの後に集まる非公式の打ち上げが存在するだけで一歩を踏み出しやすくなる。自分でミニ企画を立てて、同じ温度感の仲間を募るのも楽しい。チャリティーならではの温かさを共有すれば、ただの観戦以上に“推しと仲間を育てる体験”になる。好きなものは誰かと語って初めて深まる──この手触りを大事にしつつ、次の週末は近場のローカルイベントをチェックしてみてほしい。