株式会社vivianeが運営するゴルフ情報サイトの調査で、ゴルフ経験者53名を対象に開始動機と継続状況を分析した。仕事・接待がきっかけの継続率は27.3%にとどまり、パートナー・家族と始めた層は88.9%と高い定着率を示した。友人・同僚起点は43.3%で、辞める理由の上位は「時間がない」「費用が高い」（いずれも約30%）であった。

ゴルフを「仕事の付き合い」で始めると続きにくいという数字は、趣味として根づかせるには「誰と」「どう楽しむか」が重要だと教えてくれる。まずはプレーの目的を自分ごとに変えることを意識してみよう。週末のちょっとした予定として入れたり、家族やパートナーと共有する時間に変えたりすると、気負わず続けやすくなる。費用面がネックなら、ラウンド頻度を減らして練習場やショートコース、レンタルクラブを活用する選択肢もある。技術向上だけを追いかけるのではなく、ラウンド後の食事やコースでの会話を楽しむこと、そして「語れる相手」がいると熱量が長続きする。今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活のようにゴルフも現実に根づく。初心者歓迎のイベントや一人参加OKの集まりでまずは会ってみる——そんな会う体験を積み重ねることで、ゴルフは単なる仕事のツールから人生の趣味へと変わっていくはずだ。