21日に福島県須賀川市で、パラリンピックの正式種目であるボッチャの大会が開催され、約200人（48チーム）が出場した。参加者の年齢は9歳から85歳まで幅広く、県内のプロチームである福島ファイヤーボンズスタッフチームと福島レッドホープスも参加した。大会は年齢や障害に関わらずボッチャを楽しみ、競技を通じて多様性への理解を深めることを目的としている。

ニュースを聞いてまず思うのは、ボッチャって「観る」だけじゃなくて自分ごとにできるスポーツだということ。白いジャックボールをめぐる駆け引きや狙いどころの戦略性は、初心者でも一投ごとに盛り上がれるし、チームで喜び合える瞬間が多い。競技としての敷居が低いぶん、地域のイベントや市民大会に足を運べば、同じ熱量の仲間と出会いやすい。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。初めてなら「一人参加歓迎」の場や初心者向け体験を探してみるとよい。屋内でできるため季節を問わず予定が組みやすく、今週末に同じテンションの人と会える場があるだけで、推し活や趣味活が現実に根づく。さらに、気に入ったら自分でミニ大会を企画してみるのも面白い。イベントを立てれば「好き」がそのまま人を呼び、次の約束が生まれる。ボッチャは競技の面白さだけでなく、仲間づくりや多様性への理解を深める“入口”としても最高のコンテンツである。