広島市議の田中まさる氏が、2023年に妻とともにフィンランド生まれのスポーツ「モルック」を始め、今年は行事などで月例の体験会やチャレンジゲームに計3回参加したと報告している。参加した回では参加者と盛り上がり、16組中8位の成績だった。今後は腕を磨き上位を目指すとともに、広島でモルックがさらに広がることを願っている。

ニュースを聞いて真っ先に思うのは、モルックってただのスポーツ以上に「場作り」がしやすい遊びだということ。道具がコンパクトで公園でもできるから、気軽に“今週末”開催のピクニック兼ミニ大会が組みやすい。初心者がいても笑いながら教え合えるルールだし、チーム名をつけたりハンデを付けたりしてゲーム性をアレンジすれば、一回で仲間の温度感が測れるのも魅力だ。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。参加者同士が次の予定を決めやすい小さなイベントを繰り返すだけで、推し活や趣味活が現実に根づいていく。初めてなら一人参加歓迎の場で声かけから始め、ゲーム後にカフェで振り返る時間を作るだけで関係性が続きやすい。大会を観戦する側で楽しむのもアリだし、SNSで投球フォームの短いリールを共有してフォロワーと語り合うのも盛り上がる。もし主催するなら、テーマ（夜桜モルック、親子回、会社帰りのミニ大会）を決めると集まりやすい。モルックは「会って楽しむ体験」がそのままコミュニティになる遊びだ。興味があるなら、まず小さな一歩として近場の体験会に出てみることを勧めたい。