ブラジル・アマゾナス州の農村地域では、サンタクロースに扮したボランティアが、アマゾン川やその支流を船やカヌーで移動して子どもたちにプレゼントを届けている。1998年から続く活動で、川沿いの集落を巡る形で贈り物と交流を行っていると報じられている。

こういう光景を見ると、推し活や趣味をどう外に広げるかのヒントがいっぱいある。まず、カヌーでサンタが地域を回るという「場」の発想を自分ゴト化してみると楽しい。屋外活動や季節イベントが好きなら、同じ温度感の人を集めて小さな企画を立てるだけでいつもの趣味が特別な体験に変わる。例えば、クリスマスならテーマを決めた川辺ピクニックやコスプレでの写真撮影会、冬のアウトドアイベントでのギフト交換など、現地の習慣をリスペクトしつつ自分たちなりにアレンジする余地がある。こういう熱量って、結局“語れる相手”がいると一気に加速する。一人参加歓迎の場があると、“好き”を外に出す一歩が踏みやすいし、事前にトークルームで空気感を確かめられると安心して参加できる。ボランティア精神や地域交流を取り入れると、ただの遊びが誰かの記憶に残るイベントになる。プランは小さく始めて、次回の予定化を意識することが肝心だ。会って楽しむ体験を重ねるほど、推し活も趣味も長く続いていくはずだ。