藤本タツキの短編漫画『ルックバック』が、是枝裕和の監督・脚本・編集で実写映画化されることが発表された。公開は2026年予定で、企画・プロデューサーに小出大樹が名を連ねる。

原作は2021年に「少年ジャンプ＋」で発表された作品で、「このマンガがすごい！2022」オトコ編第1位を獲得し、2024年には劇場アニメ化も果たしている。今回の映画化は藤本タツキ作品の実写化としては初の試みである。

ティザービジュアルは、机に向かって漫画を描く二人の姿や、雪深い道を歩く後ろ姿など劇中の印象的な場面を切り取った構成で解禁された。ビジュアル撮影には写真家・濱田英明が帯同し、撮影現場でのスチール撮影を担当している。

制作はK2Pictures・集英社が関わり、日本国内のみならず韓国・台湾での公開も決定している。是枝監督は原作との出会いを語り、自身の作品『誰も知らない』を引き合いに出して本作への強い思いを示している。制作チームは原作の覚悟や感情表現を映像に落とし込むことを目指している。