2025.12.4
2025.12.4
出典: news.yahoo.co.jp
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かっくさん(@cak221)の漫画「愛に理由はないから」は、野良猫が保護されてから家族のような関係になるまでを描いた短編である。物語は、1匹で生きてきた猫が突然知らない場所に連れて行かれ、狭いオリに閉じ込められる場面から始まる。そこに現れた男性は、不審な目を向ける猫とは対照的に、ものすごくうれしそうな顔をしていた。
男性に連れられて自宅へ移った猫は、軟禁されるのではないかと感じるが、毎日おいしい食べ物が出され、遠慮がちに撫でられる機会が増えていく。月日が経つと、男性がいない時間に無性に寂しさを覚え、「早く帰ってこい」と出かける後ろ姿を気に掛けるようになる。
作中では人間のセリフが黒塗りされており、これは猫が言葉を理解できないことを意味する。だが、言葉はわからなくとも態度や日々の世話を通じて猫は自分が愛されていると理解するようになる。作者は「飼われていくにつれ、野生を忘れた表情になっていくのがこだわりポイントです」と述べ、顔つきの変化にも意識的に描写を施している。
読者からは「これは泣く」「飼っていた保護猫を思い出す」「尊い」といった共感の声が多数寄せられており、保護→家族になる過程を穏やかに描いた本作が多くの猫好きに響いている。取材協力:かっく(@cak221)。
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