宗教法人 救護山 釈迦院は、令和8年（2026年）1月4日（日）に広島県府中市の釈迦院本堂で「令和八年度 救護山 釈迦院 無人航空祭（むじんこうくうさい）」および「第6回マイクロドローンレース」を開催する。

本イベントは「祈りの場に光と飛翔を、未来へ紡ぐ新しい法要のカタチ」をテーマに掲げ、従来のレース奉納に加えて本堂内でのドローンショー奉納を実施する。伝統的な寺院空間と最新テクノロジーを融合させ、祈りと光の演出を通じて航空安全を願う取り組みである。

釈迦院は通称「ドローン寺」として知られ、これまでレース大会や安全祈願、空撮映像配信などを通じて地域活性化とドローン文化の普及に努めてきた。第6回大会では単なる競技に留まらず「無人航空祭」と銘打ち、観客に向けた体験的な催しを行う。

プログラムの中心は、プログラム制御されたドローンによる室内ショーを取り入れた「航空安全祈願法要」と、第6回マイクロドローンレースのFPV（一人称視点）競技である。お経とドローンの光がシンクロする空間をつくり、暗転した本堂を時速30km以上で駆け抜けるFPV機の軌跡が見どころとされる。

主催者はこの行事を通じて、ドローン技術の普及と安全な運用の促進、地域文化や観光資源としての定着を目指すとしており、参加者や観客がドローンの新たな可能性を体感できる場と位置付けている。