3日、東京都・後楽園ホールでDRAGON GATE『KING OF GATE 2025 ―最終戦―』が開催され、ギアニー・ヴァレッタがKING OF GATE初優勝を果たした。大会は11月6日の後楽園ホール大会より開幕し、32選手が参加、全国を巡業して14大会に渡って開催された。

準決勝に進出したのはRiiita、ギアニー・ヴァレッタ、吉岡勇紀、ISHINの4名であった。準決勝第1試合ではツインゲート王者Riiitaと身長192cmの大巨人ギアニーが激突し、Riiitaの身長156cmと36cmの身長差が注目を集めた。第2試合では吉岡とISHINが対戦した。

吉岡は怪我による長期欠場を経て復帰後に大活躍しており、同郷の先輩である新日本プロレスの棚橋弘至から必殺技のハイフライフローおよび“エース”の称号を継承するなど期待が高まっている。ISHINは維新力の次男として鳴り物入りでデビューしたが、現在は出自を誰も口にしなくなるほど一レスラーとして成長している。

メインイベントではギアニーとISHINによる優勝決定戦が行われ、ギアニーが栄冠を掴んだ。ギアニーは“マルタの力道山”と称され、我蛇髑髏の前身ユニットから離脱してシュン・スカイウォーカー率いるPSYPATRAに加入するなど抗争を展開してきた。大阪でのトライアングルゲート戦ではISHINから3カウントを奪い王座を移動させていた経緯もある。