俳優の板垣李光人が初の自作絵本『ボクのいろ』を刊行した。

書籍はGakkenから2025年11月6日（木）にリリースされた。

本作は絵本投稿サイト『よみきかせキャンバス』で公開したデジタル作品を加筆修正して書籍化したものである。

主人公は板垣が生み出したオリジナルキャラクター「ヌル」。真っ白なからだを持ち、花に水をやる日常の中で自分だけ色がないことに疑問を抱き、“自分の色”を探す旅に出る物語である。

鮮やかな色彩と愛らしい造形で描かれ、リズム感のあるやさしい言葉で綴られているため、子どもから大人まで楽しめる構成に仕上がっている。

刊行に合わせ2025年11月8日（土）に行われた刊行記念の読み聞かせイベントでは、板垣本人が読み聞かせを披露し、制作のポイントや裏話を語った。

質疑応答の時間も設けられ、参加者とのやり取りの中で作品への思いが共有された。

板垣はこれまで映画『はたらく細胞』やドラマ『しあわせな結婚』に出演し、現在はNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で雨清水三之丞役を好演している。

また個展「愛と渇きと。」の開催やNFTアート販売などアート領域での活動歴があり、3月には『よみきかせキャンバス』のオフィシャルクリエイターに就任していた。

絵本作家デビューについて板垣は「まさか自分の肩書きに、絵本作家が加わる日が来るとは思っていなかった」と述べ、書籍が多くの手元に届くことへの喜びを語った。