2025.12.4
高橋美桜さんが環境絵日記大賞
2025.12.4
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横浜市資源リサイクル事業協同組合が実施する「環境絵日記」の優秀特別賞28作品が発表された。
同企画は環境問題や環境保全、SDGsの達成課題などについて、児童が家庭で話し合ったことや自分で考えた内容を「絵」と「文章」で表現するコンクールである。
横浜市が共催する同企画の最高位「環境絵日記大賞」に、栄区の市立本郷小学校6年・高橋美桜さんの作品が選ばれた。
絵日記の題名は『未来の子供達にもセミの声を。』である。
高橋さんは小学1年の夏に生きたセミの幼虫を見つけ、真夜中から朝方まで観察した経験をもとに作品をまとめた。
その後5年生までは幼虫を見つけられたが、6年生の夏には幼虫がいなかったため調べたところ「深刻な問題がみえてきた」と語っている。
作品には羽化の絵と文章が描かれ、今年の夏の平均気温が約40度であったことにも触れている。
絵日記内には「蝉も気温が三十四度を超えると鳴かなくなる習性があります。蝉の声が聞こえなくなったのは地球が助けを求めているサインかもしれません。」と明記している。
最後に地球温暖化を防ぐことがセミを助けることにつながると結んでいる。
制作には約2週間を要し、高橋さんは「夏の暑い中生まれてくる蝉の生き方に少しでも耳を傾けてくれたら嬉しい」と述べている。
特別選考委員は作品を「神秘的・幻想的な絵が印象的で、セミの声が減ったことを深く意識し、これから私たちが何をすべきか表現できた大変素晴らしい作品」と評した。
今年度の応募は3371人であり、優秀特別賞などの作品は12月7日まで横浜市役所1階に展示される。
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