国内女子プロゴルフの来季参戦資格を決めるクォリファイングトーナメント（QT）ファイナルは3日、茨城県笠間市の宍戸ヒルズカントリークラブ東コース（6418ヤード、パー72）で第2日が行われ、25歳の高橋しずくが通算10アンダーでトップを維持した。初日は65で首位に立ち、この日は5バーディー2ボギーとしスコアを3つ伸ばした。

2位には佐田山鈴樺が通算9アンダーで続く。佐田山は初日が6アンダーの2位タイで、この日は69（4バーディー1ボギー）と堅実にまとめた。上位争いは接近しており、後半の攻防が見どころである。

一方、通算成績では山内日菜子が6オーバーの101位、吉本ひかるが5オーバーの97位、リ・ハナが4オーバーの95位と実力者が苦戦している。高橋は今季JLPGAツアーで2試合に出場したが予選落ちが続き、下部のステップ・アップ・ツアーでは12位が最高成績であった。

大会は4日間で行われ、ファーストステージからの進出者や今季シード喪失者、「大王製紙エリエールレディスオープン」終了時点のメルセデス・ランキング56～70位、ステップ・アップ優勝者、プロテスト1位合格者ら計104人が出場している。最終順位によって翌年の出場権や第1回リランキングまでの枠が決まる重要な大会であり、終盤の動きに注目が集まる。