30周年記念展「ALL OF EVANGELION」が、六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューで開催中である。会期は2026年1月12日(祝)までで、作品の歩みをじっくりたどれる展示がそろっていると紹介されている。エントランスに足を踏み入れた瞬間から自然と気分が上がっていくという構成で、空間を歩くたびにあちこちに散りばめられた30年分の名場面が目に飛び込み、「あ、あの場面！」と心が躍る構成である。

オープニングセレモニーには藤田ニコルが登場し、アスカをイメージして赤いドレスで現れた。藤田は「気持ちはアスカです。エヴァの赤ってちょっとダークな印象があるので、衣装もシックにしてみました」と語り、展示を巡った感想として「展示数もすごいですし、普段見られない角度や細かな設定まで感じられて楽しかったです。時間が足りないくらいでした」と述べた。さらに「もう一度観返したくなりました」とも語っている。

本展は、庵野秀明を中心に作られた『エヴァンゲリオン』シリーズの軌跡を辿る内容であり、キャラクターの感情、美術、演出、音楽といった要素が展示の見どころとなっている。内覧会の取材では展示数の多さが伝えられ、リアル世代から映画で作品に触れた世代まで幅広いファンが新たな発見を得られる構成である。