ＳＣ軽井沢クラブのスキップ・上野美優（２４）は、９月に行われた２０２６年ミラノ・コルティナ五輪最終予選の決勝でフォルティウスに惜しくも敗れ、五輪への道がいったん閉ざされた事実を受けて再始動している。

現在はカナダ遠征で海外のチームと対峙しながら経験を積んでおり、若いチームにとって決勝で得た学びが今後につながると述べている。

日本代表決定戦には三浦由唯菜（札幌国際大）が助っ人として参戦したが、現時点では３選手で活動を続けている。

上野はチームとして個々の技術向上が不可欠であると指摘し、戦術の幅を広げて攻撃的な作戦を増やしたいと語った。

個人としては戦術面やアイスの読み方をつかみかけており、その習得を維持して自身のプレーに落とし込むことを意識している。

ロコ・ソラーレ（ＬＳ）の藤沢五月やフォルティウスの吉村紗也香といった世代の存在も踏まえ、国内外の競争は激化していると分析する。

上野はグランドスラムや世界選手権での他チームの好成績を刺激に変え、３０年にフランス・アルプス地方で開催される五輪を見据えて“一層強くなる”ことを目標に掲げている。