TORAY PICKLEBALL EXPERIENCE（2日、都内）が開かれ、ピックルボールの第一人者で日本人初のMLPプレーヤーの船水雄太（32）らアスリート5人が参加した。東京世界陸上男子100m代表のサニブラウン アブデルハキーム（26、東レ）やバドミントンの桃田賢斗（31、NTT東日本）も体験に臨んだ。

サニブラウンは「米国で見かけることはあったが、初めてコートに立って楽しかった」と語り、さらに「引退したら、ピックルボールのコートにいるかもしれないです（笑）」とも述べた。桃田は実際にプレーして「本当に僕、ピックルボールやりたいなっていうのを思って」と感想を述べ、「ハキームには負けないように頑張りたい」と意欲を示した。

船水はラリーが続く点や音の爽快感を挙げ、体験を通じて競技の親しみやすさを強調した。ピックルボールはテニス・卓球・バドミントンの要素を併せ持つ競技で、近年アメリカで爆発的な人気となり、競技人口は約1360万人である。米プロリーグも発足しており、大坂なおみやNBA、NFLのスター選手らが各チームに出資するなど、国内外で注目度が高まっている。今回の体験会は、国内での普及や新たなファン層の獲得につながる機会と位置づけられる。