11･29に東京・新木場1stRINGで開催された『HERO47』の大会結果を伝える。メインのWBCタッグ選手権は王者組の加藤茂郎／千葉智紹が挑戦者のガッツ石島／マスクドミステリーを11分11秒、金具むき出しのコーナーマットにぶち当てる流れからのエビ固めで下し、第8代王者組が2度目の防衛に成功した。

バリアフリープロレスHERO認定トマト選手権では挑戦者の藤田峰雄が5分10秒、スワントーンボム→片エビ固めで王者の梶トマトから勝利。第2代王者が初防衛に失敗し、峰雄が第3代王者となった。無刺鉄線電流爆破“風”タッグデスマッチはワイルド・ベアー＆ワイルド・ZERO組が7分40秒、無刺鉄線バット攻撃でX＝梶トマト＆ボニータ組を下した。

序盤のカードでは工事現場の親父がパンディータをヘルメットで殴って3カウントを奪うなどコミカルな攻防が繰り広げられ、工事現場の親父は10分14秒で勝利した。パンディータは11月8日に慢性硬膜下血種のため緊急手術を受け無事回復してHEROに帰還し、しらすキッドも久々の参戦で場外を含む攻防に絡んだ。

シングルでは大谷譲二が6分28秒、フロッグスプラッシュで服部健太を下し、女子タッグは神姫楽ミサ／柳川澄樺が13分10秒で真琴／ブランキー真帆組に勝利した。観衆数は未発表だが、多彩なカードで団体色の濃い興行となった。