米国発祥のラケットスポーツ「ピックルボール」の体験イベントが12月2日、東京・有明アーバンスポーツパークで開催された。陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム（東レ）やバドミントンの桃田賢斗（NTT東日本）、日本人初のMLP（メジャーリーグ・ピックルボール）選手の船水雄太（AAS Management）らが参加し、子どもたちと対戦して会場を盛り上げた。

サニブラウンは「初めてしっかりとコートに立って楽しかった。人と人をつなげるスポーツの力のすごさを改めて感じた」と述べ、米国での人気を肌で感じていると語った。桃田は実際に船水と対戦して「回転や迫力、角度などが奥深い」と感想を寄せ、「わくわくした。本当にやってみたい気持ちが今はある」と新競技への意欲を示した。

イベントでは、テニスや卓球の要素を組み合わせた競技の特徴が紹介され、パドルで穴のあいたボールを打ち合う手軽さや戦術性の高さが来場者に伝えられた。トップアスリートたちの体験談は競技の親しみやすさと奥深さを浮かび上がらせ、今後の普及に弾みをつける内容となった。