米国で人気のラケット競技「ピックルボール」の体験イベントが2日、都内で開かれ、陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム（26＝東レ）らが参加した。

本競技はバドミントンと同じ広さのコートで、パドルというラケットを用い、プラスティック製の穴あきボールを打ち合う。

生涯スポーツとして楽しめる点が紹介され、記事では競技人口は2000万人を超え、市場規模は33年には44億ドルまでに達するという見通しも伝えられた。

イベントにはバドミントンの桃田賢斗（31）、ラグビーの大竹風美子（26＝東京山九フェニックス）、プロ野球の中村来生投手（22）、船水雄太（32）も参加した。

サニブラウンは「本当にこういう新しいスポーツに携わることができて、とてもうれしい」と語り、専用コートでは小学生とラリー練習やミニゲームを楽しんだことを明かした。

少年時代にサッカーに打ち込んでいた経歴や、球技は「遊び卓球をするぐらい」だったことにも触れ、普段とは違う球感を楽しむ様子が伝わった。

さらにサニブラウンは「桃田選手をボコボコできるぐらいまで練習をしたい」と本場での“武者修行”にも意欲を示した。

今後、トップ選手の関心や体験会の広がりが普及の追い風となる可能性があることが示された。