ソニーはフルサイズミラーレス「α7 V」を発表した。

ボディ単体は12月19日発売、標準ズーム「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS II」とのズームレンズキットは2026年春以降に発売する。

撮像素子には新開発の有効約3300万画素の35mmフルサイズ部分積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS（エクスモア アールエス）」を搭載する。

従来比で約4.5倍の高速読み出しにより、静止画で最大16ストップのダイナミックレンジを実現している。

画像処理エンジンにはAIプロセッシングユニットの性能を統合した「BIONZ XR2」を搭載し、光源推定を活用したオートホワイトバランス（AWB）を新たに導入した。

これにより暗部から明部まで滑らかな階調表現と安定した色再現が可能である。

AFは「リアルタイム認識AF」に対応し、人物の瞳認識性能は従来比で約30%向上、姿勢推定で瞳や骨格をとらえ続ける。

認識対象は人物、動物、鳥に加え、昆虫、自動車、電車、飛行機に対応し、オートモードで対象を自動認識する機能を追加した。

連写はAF/AE追随で最高約30コマ/秒のブラックアウトフリーを実現し、14bit RAW撮影時でも最高30コマ/秒、さらに最大1秒前までさかのぼって静止画を撮影できる「プリ撮影機能」を搭載する。

動画はフルサイズでの7Kオーバーサンプリングによる4K 60p記録と、Super 35mmでは4K 120p記録に対応する。