連続テレビ小説「ばけばけ」（NHK総合）が新キャスト第13弾を発表した。主演は高石あかりで、伊武雅刀が9年ぶり、大西信満が初の朝ドラ出演を果たす。

伊武雅刀は松江市内にある大雄寺の住職役を務め、トキ（高石）とヘブン（トミー・バストウ）に寺に伝わる怪談を語るという設定だ。

撮影現場で、伊武さんの語る怪談は、強さだけではなく、心の奥底に響いてくる悲しさや、美しさを感じました。と伝えられている。

永見剣造（ながみ・けんぞう）役は大西信満が演じる。永見は元武士の人力車夫で、「不器用ですけん」が口癖、錦織（吉沢亮）の紹介でヘブン専属の車夫となる役柄である。

大西は「物語の後半から登場する松野家の専属車夫、永見剣造役の大西信満です。 初の朝ドラで不安もありましたが、松野家のみなさまに温かく迎えていただき、柔らかな緊張感の中、自然と「ばけばけ」の世界観に入っていくことが出来たような気がします。単なる雇用関係の枠を超え、かつての封建制の主従関係ともまた違う、ただただ愚直に、誠実に、松野家のみなさまに心から寄り添いお仕えする、そんな不器用な男を務めさせていただきます。」とコメントしている。

脚本からは「フレッシュで実に楽しいシーンの連なり。毎日楽しみに拝見しています。」との評が寄せられ、主演についても「良いですね。表情がとても豊かで。長丁場、撮影大変ですが存分に物語にあかりを灯して下さい。」との言葉が添えられている。

またトミー・バストウへは「文化の違う日本の現場で孤軍奮闘。イライラする事もあるでしょうが、魅力あります。日本を好きになってエピソードを沢山持ち帰って下さい。」との激励が掲載された。今回の発表により、怪談要素や松野家を巡る人間模様への期待が一段と高まっている。今後の放送で各キャラクターがどのように絡むか注目が集まる。