2025.12.2
鶴岡でらくがき三賞授賞式 地域文芸が花開く
2025.12.2
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鶴岡市で11月30日、らくがき倶楽部が主催する2025年度（第55回）「らくがき三賞」の授賞式が新茶屋で行われた。らくがき文学賞、畠山弘賞、大泉散士賞の各賞が贈られ、約30人が出席した。
らくがき文学賞には元関東学院大教授の村上文昭さん（90）＝神奈川県藤沢市在住＝のエッセー『庄内少年歳時記』が選ばれた。村上さんは都合で欠席した。
畠山弘賞は島田良彦さん（82）＝酒田市＝の『村の歴史と上田の三女傑』と伊藤志郎さん（72）＝同＝の『伊藤志郎詩集『それから』』が選ばれた。大泉散士賞には蜜猫コノミさん＝鶴岡市＝の『共感覚の魔女』が受賞した。
佐々木秀子会長が受賞作をたたえ、「らくがき倶楽部は、地域で文芸活動をしている方々を掘り出し、その活動を手伝うことが任務の一つと心得ている。今回のらくがき三賞でも、さまざまな分野の方々を見いだすことができた」とあいさつした。
村上さん以外の受賞者には賞状と記念の盾が手渡され、授賞式後の茶話会では島田さんが出版に15年をかけた経緯を語り、伊藤さんが詩4編を朗読した。蜜猫さんは自身の五感全てで色が見える「共感覚」を紹介し、「これからも自分が感じるままに表現していきたい」と述べた。
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